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太陽がくれるエネルギー

2021年6月1日 6時32分
雨上がり 近くの川辺

雨上がり 近くの川辺

ラニオン(フランス)

ラニオン(フランス)

ラニオン(フランス) オードラン萌

 そろそろ「梅雨入り」が気になる頃だろうか。6月と言えば梅雨。そして梅雨が明ければ、山梨では全国屈指の暑い夏が始まる。
 フランスに住んで3年目。 ブルターニュ地方にいる私は、雨が集中する梅雨とすさまじい暑さの山梨の夏が恋しい。
 ここはフランスの中でも有名な「雨の降る」地方だ。実際、年間雨量はそんなに多くない。しかし、「一日で四季を味わえる」と言われるように、小雨が一年中降ったりやんだりするのだ。さらに、夏の気温は最高でも25度ほど。バカンスには大人気の避暑地だ。
 家の中から眺める長雨や、梅雨明け後のカッとくる太陽の日差し。雨音が続く穏やかな日々と、その後の何ともいえない活動的な感情のコントラスト。心身が夏の始まりに喜ぶ感覚を、ラニオンに住んでから忘れてしまった。
 一方で、改めて気づいたこともある。小雨が降り始めるとがっかり落ち込む気持ちも、日が差し始めるだけですっかり消える。太陽が与えてくれるエネルギーと、太陽の映し出す美しい風景に、私は毎日元気づけられている。
 外国暮らしばかりしている娘をもつ私の母は、月を見て私を思い出すと言った。国が違っても同じ月を見ていると感じるからだそうだ。
 私は今、太陽を見て母を思い出す。そして、家族を友人を想う。コロナ禍で会えない日々でも、雨の切れ間に見える太陽がみんなに力を与えてくれるだろうと。(無職、39歳、身延町出身)