「お客さまが求めるものを最大限作っていきたい」と話す山下隆さん。「仕上がりが想像できるように、打ち合わせはできるだけ細かく行っています」と話す。商売繁盛の神様といわれる仙台四郎の置物や写真が工場内のあちこちに掲げてある
■山下 隆(やました・たかし)さん 44歳
(有限会社山下染物工場代表取締役、御坂西小-御坂中-石和高校卒)
【役員室について】
1892(明治25)年に御坂の地で創業した山下染物工場(笛吹市御坂町八千蔵)。今年4月に社長に就任した4代目の山下隆さん(44)が、父親で現会長の勲さん(73)から伝統の技を学びながら、パソコンなどを使ったデザインなど現代的な新しい技術も積極的に取り入れながら、多岐にわたる染物に取り組んでいる。社長室兼事務室(約20平方メートル)は幅約3メートル、長さ約7メートルほどの細長い造り。仕事のレイアウトやデザインに欠かせないパソコンや長机が設置されている。パソコンで入力し、型紙などを出力できる仕組みになっている。...
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