パラリンピックを応援・支援する大企業のテレビコマーシャル、映像の終いに「人の数だけ答えはある」というテロップが画面に流れた。音声にはなっていない。文字を追った人にしか言葉の印象は残らないのだが、このあんばいに僕は感心してしまった。数人のハンディをもったアスリート達の映像のしめくくりにこのコピーは流される。登場するアスリート達は疑うべくもなく自ら人生を選んだ人々の例題として登場する、僕は驚き心動かされる。そこに「人の数だけ答えはある」と言葉が流れる、美しい瞬間だ、納得しないわけがない。でも、と僕は思ってしまうのだ...
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