十月十二日、朝四時、山形市内のホテルの一室でえんぴつを握り原稿用紙に向かっています。昨日もおとといも、その前の日も、歩いたことのない道に踏み込んで一日一日が過ぎてゆく、昨日の昼に家を出て夜、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015公式上映作品「無音の叫び声-農民詩人木村迪夫の牧野村物語-」製作委員会の面々と夕食を共にした。三十年も昔から、いつか会いたいと想い続けていた木村迪夫さんとついに出合えた。...
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