大学卒業後に入社したのは管材や空調機器、キッチン用品などを取り扱う東京の専門商社。新人研修では担当者の評価が高く、会社からは期待されていると自信を持っていました。
当然、本社勤務だと思ったのですが、告げられた配属は東京のはずれ、東村山の多摩支店。しかも倉庫での資材管理が業務でした。営業職を希望していましたし、商社ですから社員の多くは営業職です。「なぜだ」。疑問と不満を抱えながら社会人生活は幕を開けました。
支店の敷地内にあった倉庫の中は資材が乱雑に置かれていて驚きました。パイプの継ぎ手など細かい部品も含め、どこに何があるのか分からない状態。発注があれば重い資材を担いで運ぶ作業は大変でしたが、空いている時間を使って商品をこつこつ整理していきました。...
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